新浜レオンさんは、野球少年から演歌歌手へと異色の転身を遂げ、2019年にデビュー以降数々の賞を受賞。
2024年は木梨憲武さんプロデュースの「全てあげよう」が大ヒットし、念願の紅白歌合戦初出場が決定し注目を集めています。
本記事では、新浜レオンさんのプロフィールや経歴、演歌界での活躍、そして2024年の紅白歌合戦初出場までの軌跡を詳しく解説します。
【新浜レオンの経歴】学生時代は甲子園が夢
プロフィール
本名:高城勇貴(たかじょう ゆうき)
生年月日:1996年5月11日
出身地:千葉県白井市
学歴:大東文化大学国際関係学部卒業
父親:「伯方の塩」のCMソングで知られる髙城靖雄
所属レーベル:海峡レコード
所属事務所:ビーイング
甲子園を目指した高校野球時代
新浜レオンさんは少年時代、野球に没頭していました。
本当に野球のことばかり考えているような子供でした。当然、自分もプロ野球選手になるつもりでしたし。小中高とキャプテンをやらせていただき、千葉英和高校でも甲子園を目指したんですけど、最高でも県大会でベスト4。非常に悔しい思いをした末に、歌手を志すことになりました。
引用元:ナタリー
と語っています。
こうした挫折を経験しながらも、野球で培った精神力と努力は、その後の演歌歌手としての活動に生かされることとなります。
高校野球から演歌の世界へ転身
新浜レオンさんにとって演歌は、車に乗ればいつも流れていて、テレビはいつも歌謡番組、とにかく身近にあるものでした。
高校野球を辞め、子供のころから演歌歌手として活躍する父親の影響を受け、いつしか夢はプロ野球選手から演歌歌手へと変わっていきす。
しかし母親から反対されます。
母親から猛烈な反対がありまして。父が苦労している姿を間近で見てきたからこそ反対していたというのは、今となってはよくわかる、当時は「なんで反対するんだ? 僕だって生半可な覚悟じゃなく、本気で歌手になりたいと言ってるのに」と納得できませんでした。結局「あんたは野球しか知らない。大学に4年間通って、いろんな世界を見たほうがいい」「それでも歌手になりたいんだったら、大学を卒業してからなればいい」
引用元:ナタリー
この言葉で新浜レオンさんは大東文化大学に入学し、進学しながら歌手としての下積みを積む日々を送りました。
この時期に培った知識や経験が、新浜レオンさんの独自の歌手スタイルの基盤となっているのではないでしょうか。
【新浜レオンの経歴】ミスター大東文化でグランプリ
大学時代の新浜レオンさん。
今とは違って、がたいのいい感じで、歌手になるためにダイエットをして現在の姿になったそうです。
ミスター大東文化のグランプリ獲得
大学在学中の2017年、新浜レオンさんは「ミスター大東コンテスト」でグランプリを獲得。
エントリーのきっかけは、
僕は当時から「演歌・歌謡曲の素晴らしさを若い世代にどうにかして伝えたい」という使命感を持っていたんですよ。審査員や観客はみんな大学生だから、若い人にアピールするには格好の場。自己PRで演歌・歌謡曲を歌うこともできるので、これはいいなと考えたんです。
引用元:ナタリー
と語っています。
この成功が人前で表現する自信を深め、演歌歌手としての活動のきっかけとなりました。
大学時代は、多忙な日々の中で学業と父親の付き人を両立させ、その努力が、現在の新浜レオンさんの強いプロ意識や多面的な才能に結びついています。
そして大学卒業して2か月後の令和5年1日に新浜レオンとしてデビューします。
2019年メジャーデビューから紅白出場へ!新浜レオンの華麗なる活躍
2019年:1stシングル「離さない 離さない」メジャーデビュー「第61回日本レコード大」賞新人賞を受賞
2020年:第34回日本ゴールドディスク大賞「ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」受賞
2021年:「日本作曲家協会音楽祭・2021」奨励賞受賞
2022年:「第15回CDショップ大賞2023」歌謡曲賞受賞
新浜レオンさんは、数々の賞を受賞しながら、多方面で精力的に活動を続けています。
サンリオとのコラボレーションや、日曜劇場「下剋上球児」への出演、さらにテレビ番組のレギュラー出演など、その活動は演歌の枠を超えて広がっています。
2024年3月には、木梨憲武さんがプロデュースし、所ジョージさんが作詞・作曲を手がけた楽曲 「全てあげよう」 をリリース。
この楽曲は 25週連続でオリコン週間演歌・歌謡シングルチャートのトップ10入りを果たす大ヒットとなりました。
また、木梨憲武さん直伝の決めポーズ 「膝スラ」 が話題を呼び、演歌ファンだけでなく若者の間でも注目されました。
そしてついに、彼が目標としていた夢のステージ 「第75回NHK紅白歌合戦」 への初出場が決定。
「スタッフの皆さん、メディアの皆さん、そして木梨憲武さん、所ジョージさんとの出会い、全国のファンの皆さんの応援のおかげでこのステージに立たせてもらいます」
引用元:ORICON NEWS
とコメント。
演歌界の次世代を担うアーティストとして、大きな注目を集めています。
【新浜レオンの経歴】師匠は細川たかし
細川たかしとの関係
新浜レオンさんについて調べていると、たびたび登場する大物演歌歌手・細川たかしさん。
お二人にはどのような関係があるのでしょうか?
実は、新浜レオンさんは 2021年に結成された「我ら演歌第7世代!」のメンバーとして、5人の若手演歌歌手と共に活動していました。
その中の1人、彩青(りゅうせい)さんの師匠が細川たかしさん。
そのため、細川たかしさんは彩青さんの師匠であり、新浜レオンさんの公式な師匠ではありません。
では、新浜レオンさんには師匠と呼べる存在がいるのでしょうか?
調べたところ、新浜レオンさんには 公式な師匠は存在しないようです。
しかし、大学時代から付き人として演歌歌手の仕事を間近で学んできた 父親・髙城靖雄さんが、新浜レオンさんにとって 「真の師匠」といえるのではないでしょうか。
父親の背中を見て育ち、学び取った数々の経験が、現在の新浜レオンさんを形作っているのは間違いないでしょう。
まとめ
新浜レオンさんは、演歌歌手として活躍する父親・髙城靖雄さんの影響を受け、野球少年から演歌歌手へと異色の転身を遂げました。
大学在学中には「ミスター大東コンテスト」でグランプリを獲得し、その経験が表現力や自信につながり、演歌界での成功の基盤を築きました。
2019年のメジャーデビュー以来、数々の賞を受賞し、2024年には木梨憲武さんプロデュースの楽曲「全てあげよう」が大ヒット。
さらに夢の舞台である紅白歌合戦への初出場が決定し、演歌界の次世代を担う存在として大きな注目を集めています。
新浜レオンさんが切り拓く新しい演歌の未来に期待が高まります!